2008年07月25日

和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 前書き

■今回の経営者さんは、和牛焼肉「勢」の伊勢尚徳社長です。

プロフィール-----------------------------------------------------------
1975年 豊田市生まれ。   
1991年 4月 愛工大名電高校入学(野球部所属)   
1994年 4月 愛知学院大学入学(野球部所属) 学生時代は野球に専念   
1998年 4月 焼肉店経営の会社に入社   
2000年 11月 退社   
2000年 12月から2001年6月まで、土建業に従事しながら会社設立と開店準備  開店まで精肉店で修行。
2001年 6月 有限会社ユナアク設立 代表取締役に就任。  
     11月 和牛焼肉「勢」1号店開店(のちに「勢」本館に名称変更)
2004年 6月 株式会社ユナアクへ組織変更   
2006年 11月 和牛焼肉「勢」2号店 豊田司開店


(学生時代の伊勢社長)


■2ヶ月後にオープン、創業が迫っているときに、狂牛病報道…
そんな中オープンした「勢」。
起こったこと、出会い、すべて必然と前向きに感謝し、常に前進していく伊勢社長の「勢」。その発展の裏側に迫る!

→伊勢社長のブログはこちら


■今回のインタビュー会場は「MAMAYA THE GARDEN 豊田店」で行いました。



【MAMAYA THE GARDEN 豊田店(ママヤ ザ ガーデン) 】
住所:愛知県豊田市前田町5-6-1
TEL:0565-37-7276  
営業時間:[月~木・日] 17:00~翌3:00(L.O.翌2:00) [金・土] 17:00~翌4:00(L.O.翌3:00) 
定休日:無休
ホームページ:http://www.mamaya.net/  


Posted by ルーコです。  at 12:07コメント(1)和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん

2008年07月25日

和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第一回

『「俺がやれないはずはない!」っていう超体育会系な発想で・・・』

今日はよろしくお願いします。



よろしくお願いします。




今日は・・・「どうのようにして今に至ったか?」「経営をしていくにあたって今何を考えていらっしゃるのか?」「どんな姿勢でやっているのか?」そして、今後の夢をお聞きしたいと思っています。

なるほど。
でも、なかなか難しい質問ですね(笑)。




じゃあ・・・まず少年時代のお話を聞かせて下さい(笑)。



そっちのほうが話しやすいですね(笑)。
昔はずーっと野球少年でしたね~。
野球しかやっていなくて、それしかなかったですね。


その頃は野球で生きていこうと思ってたんですか?



うーん・・・どうですかね~?
きっと物心つくまでは野球選手になりたいと思ってはいたと思いますよ。
でも現実みたらそんなレベルじゃないし(笑)、ご飯を食べていける程のレベルじゃないなって思いましたからね。
その辺りでの目標の変更は早かったですよ(笑)。

現実は厳しいんですね。



本当に難しいと思いますよ。
野球に関わらず、サッカーやっている人だってきっとみんなプロの選手になりたいだとか憧れはあると思いますよ。
野球に対しては夢というより、本当に憧れでしたね。
実際僕より上手い人もたくさんいましたけど、プロになったっていう人を見たことがないですからね。
現実主義だったんですかね。

憧れを職業にするのは確かに、なかなか難しいですよね。



でも今も野球好きで、職業でなくてもやっぱり好きなんですよ(笑)。



なるほど(笑)そうなんですね。
ちなみにそんな野球少年だった伊勢さんが、いつ頃から今の仕事に興味をお持ちになったんですか?
小さい頃からですか?

どうですかね~。
高校の時ぐらいからかな。
あるとき、やりたいなって思ったんですよね。
それもなんかモヤっとしたものでしたけどね。
形のない。
何て言ったらいいのか分からないですけど、叶えばいいかな~ってぐらいの感じでしたね(笑)。
それを、だんだん実現・現実にしていったんです。
強くああしたい、こうしたい、と思うようになったのは、創業してからですね。


たしかに・・・肝心なのは創業後ですしね。




でも店をやるってことに関しては思いがあって・・・昔父親に言われた言葉がありましてね。
昔、僕の父親はサラリーマンで、頑張って頑張って仕事やって・・・悪く聞こえてしまうかもしれないですけど、のし上がっていったんですよ。
スゴイなって思っていましたけど。
ある日父親が「本当は飲食関係の仕事がしたかった」って話を聞きましてね。
「お前はサラリーマンになるな。なにか自分でやって欲しい」ってスゴク小さいときに言われた記憶があったんですね。

子どもには言い続けるとそのとおりになるっていいますよね。
すごいですね。
ほんとうにそうなってるというのは。

みなさん暑い中ネクタイ締めてがんばっているのに申し訳ない話ではあるんですけど、父親にそう言われて育ったこともあって早い段階でサラリーマンにはならないんだろうなっていう気持ちがありましたね。
それがいいとか、悪いとかじゃないですけどね。
僕の同級生にもたくさんサラリーマンやって頑張ってる人がいますけど、本当にそれがやりたい仕事?って言ったらきっとそうじゃないって言う人は多いと思うんですよ。

確かに・・・仕事にやりがいがあったとしても、「やりたい仕事」かどうかは別かもしれませんね。


よくみんなに「伊勢はいいな。やりたいことやってご飯食べれてるんだからうらやましいよ」って言われたりするんですけどね。
でも好きなことやってるからにはとても責任が大きいんですよ。

本当にそうですよね。



好きなことやって失敗してたらきっと「あいつはバカだ!アホだ!」とか「好きなことやってなんであいつは失敗したんだ?」とか言われるかもしれないですしね。
同級生もやりたい仕事があったとしても、路線を変えて就職してましたからね。
僕の場合はきっと恵まれてたんじゃないかなと思いますね。
本当に今の仕事が出来てとても感謝しています。
本当に今は幸せです。


----------------注文していた品が届く---------------



では乾杯しましょう!



そうですね。では乾杯!!





カンパーイ!



暑くなってきましたから外でこういうものを飲むのもいいですね。



本当に暑くなって来ましたね~。おいしいですね(笑)
ちなみに・・・最初に勤めた先での仕事はどんな仕事だったんですか?


最初に勤めた仕事も焼肉屋でしたね。
もう始めから焼肉屋って決めてやってきましたね。



そうなんですねー。



結構大きな会社だったので、独立するときに、名前出せば結構いろいろ揃えることはできたんでしょうけどね。
一から十まで自分でやりたいっていう気持ちが強かったんですよ。
だから名前出さずに全部自分で取引業者を探していったんです。
違う業者ばかりでした。
「誰かのおかげでできた」って言われたくないって気持ちが強かったかな・・・なんか変なプライドなのかも知れませんけど(笑)


すごいですね~



修行に関しても通常6~7年は見ておけよって言われたんですね。でも自分は3年で
絶対にやってやる!って決めていて必死に頑張りました。
みんなには「無理!」って言われてましたけど、「見てろよ!」っていう気持ちでした。
自分としては頑張って必死に勉強すればやれると思うんです。
だから6~7年もやっているわけにはいかないと思ってました。
自分の中でも人生設計、計画もありましたからね。
とにかく必死で頑張っていました。
先のことは分からないから必死に頑張りましたね。

すごいですね。



自分の中でこうだ!って思ったものに目標設定したら、来年になったらどうするんだとか再来年はどうするのかとか、そんなこと20代前半で完璧には計算できないですよね。
目標設定や人生設計は希望でしかなくて保証はないですけどね。
でも頑張るんですよね。
それこそ野球で培ってきた根性かもしれませんね。
「俺がやれないはずはない!」っていう超体育会系な発想ですけど(笑)

さすがですね(笑)



よく友人からは「自信過剰だな~」って言われてましたけどね(笑)
「そんなじゃいかんぞ!」とも言われてました。
でも今じゃ、「いいな~」って言われます。

でも、「いいな~」と言われるまでになるには大変な努力をしてきたんですよね。



そうですね・・・。
色々壁にぶつかってきましたね。
でもいつでも、「やれるんだ!!」って気持ちを持って突き進んできました。
どんなときも前向きな気持ちが重要ですよね。

ちなみに起業するときはどんな苦労があったんですか?



もう最初から大変でした。
まず何から始めればいいのかすら分からなかったですし。
会社員だった頃にたまに経営会議には出ていたんですけど、やっぱり現場しか知らなかったですしね。
数字のことは勉強しましたけど、実務的なものが全く分からなかったですからね。
でも前進できた。
それは、ほんとに、周囲の皆さんのお陰ですね。
僕ってなぜかよく皆さんに可愛がってもらっているんですね。
ご機嫌とるのは苦手なんですが、本当にたくさん可愛がっていただいて。
色んなことを教えてもらったり、然るべきポストにも就かせていただいて、色んなことを勉強させていただくことができたおかげもあって、今があるのだと思います。
本当に感謝しています。

感謝があった上で、努力の賜物ですよね。





(伊勢さんからお預かりした、昔の写真)


次回に続きます!!
  


Posted by ルーコです。  at 14:51コメント(0)和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん

2008年08月06日

和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第二回

『肉に関わるたくさんのお店が次々に潰れていきました… 逆に底辺からのスタートなので、上がって行くしかないんですよ。』


お話の流れだと、焼肉店経営の会社を退職してから勢オープンまで1年ありますね。
その間は、どんなふうに過ごされたんですか?


起業のノウハウなんて全く分からなかったので色んな人に聞いて回ったりして勉強をしてたら半年くらいたってしまいまして。
でも当時は既に結婚していて子供もいましたから何も仕事をしない訳にはいかないんです。
その間は、土方をやりながら会社を作りました。


大変だったんですね




そうですね、傍から見れば大変そうだったかもしれませんが、自分自身は大変とは思いませんでした。
朝から夕方まで働いて仕事が終わったら設計図持っていったり設計士さんのところへ打ち合わせに行ったり…、感覚を忘れないように肉屋さんに包丁を持って行って肉を切らせていただいたりして、ちょっとの時間でしたけど練習して…そんな毎日を繰り返してました。




すごく努力されたんですね。
ところでなぜ、数ある飲食店の中で、焼肉屋さんを選んだんでしょうか?



高校の野球部にいたときに何ヶ月かに一回、みんなで焼肉をやるんですよ。
監督がやるぞ!っていうと父兄の方がお肉を用意してくれてみんなでワイワイやるのが本当に楽しかったんですよ。


なるほど。




肉もそんなブランド牛などでもなかったし、安い肉だったと思います。
でも、高校のときに食べた焼肉は「おいしい」そして「楽しい」焼肉だったんです。
そのとき初めて、焼肉屋に対する気持ちが湧いたんだと思います。
やってみたいなって。
漠然としたものでしたけどね。
単に肉を食べることではなくて、みんなで食べることがとてもおいしい・・・それを提供できる仕事が焼肉屋なんですよ。


なるほど。
みんなで食べる幸せの場を提供しているんですね。
オープンして、その後は順調でしたか?


僕の場合はスタートからどん底でしたから、その後は昇るしかないので、逆によかったかもしれませんね。




どん底というと?




店をオープンした2001年にBSEが出てしまったんですね。
(※BSEとは2000年初頭に起きた牛海綿状脳症の事で、狂牛病とも呼ばれる病気の発症により消費者をも巻き込んだ問題。)
それがオープンの2ヶ月前に起こってしまって、焼肉業界のみならず、精肉業者などにも
大打撃を与えてしまったんですよ。


そういえばそういう時期がありましたね。




肉に関する職業の人はもちろんのこと、友人からも「まずいんじゃないのか?」と言われる毎日で。
でも店もかなり出来上がって来ていたし、厨房も出来るからそろそろタレを作り始めようかなと思っていて頃だったんです。


すごいタイミングだったんですね・・・。






そうですね。
肉に関わるたくさんのお店が次々に潰れていきましたね。
でも、逆に好転したこともあるんですよ。



そんな時期に?




そう、逆に底辺からのスタートなので、上がって行くしかないんですよ。
谷のようなアップダウンではなく、ゆっくりだともしてひたすら上がっていける
っていう状況です。
何も考えずにひたすら頑張ってやって行けますからね。


すごくポジティブな考えですね!




そうかもしれないですね。
あとはBSEがあって皆さん肉を避けていた分、逆に肉食べたいな~、焼肉食べたいな~っていう気持ちが2ヶ月間蓄積されて我慢していた状態だったと思うんです。
だから「勢」ができて、たくさんの方が来てくれたのかもしれないです。
どの焼肉屋さんも焼肉以外の麺やスープなどでセールを組んだりしていた時期でした。
どの店もお客様を呼びたいということがひしひしと伝わってきてました。


ではそのタイミングも戦略だったんですか?




それは結果論でしょうね。
でも何事もタイミングでしょうけどね。
例えば占いなんですけど、僕はあまり気にしないタイプで、占いによれば、店を出すタイミングとしてはあまりよくなかったらしいんです。
けど、父親には「自分がやりたいと思ったときが一番だ!」って言われたりしましてね。
本当はBSE問題があった9月にオープンしたいと思っていたんですよ(笑)。




それはまた、怖い話ですね(笑)。




本当なんですよ。
僕がお世話になった方から、「9月は良くないから、11月にオープンしろ!」って言われて、なぜかそのときは、「そうしようかな」って思ったんです。
それがあって乗り切ることができたんですよね。
自分がこの人の意見を聞きたいって思って・・・そうしたら結果的に好転したわけで・・・。
過去を振り返って占い書を見れば、当てはまることはたくさんあるんでしょうけど、そんなことはやってみる前には分かりませんよね。


そうですね、私もそう思います。




現在は、過去やって来たことの結果ですからね。
振り返ることよりも前進して行きたいですね。




すごく大事なことですね。
ところで、私は勢さんのスタッフのみなさんのあいさつに感動しました。
いらっしゃいませというあいさつひとつとっても、普通ではない!と思いました。
スタッフ教育に関して何か特別にやっていることなどはありますか?


そうですね。やはり僕たちの仕事は、牛や豚、さらに鳥などの命をいただいてやっている
仕事ですからね。無駄にできる部位なんてないっていう気持ちを持って臨まないと
いけない。
ちょっと切りすぎちゃって、いらないので捨ててしまうなんて、とんでもないことだと僕は考えているんです。


確かに、もとは命ですもんね。




ですから、牛などの命を絶つ現場に連れて行って見てもらうことにしています。
とてもショッキングな光景だとは思うんですけどね。
でも、大事な命をもらって仕事させていること、ご飯を食べさせてもらっている現実をスタッフには自覚して欲しいと思うので大切な場です。
もしよかったら是非一度は見てみるといいと思いますよ。
すごく考えさせられる場だと思いますので。


きっと目を背けてしまいそうですけど・・・・。
聞くだけで胸に迫るものがあります。



命に対して本当に感謝の気持ちですね。







その社長の気持ちがスタッフに行き届いているんですね。
でも本当にスタッフの皆さん元気ですよね。
研修などを厳しくやっているのですか?


研修はそんなにないですよ。基本的にはやってみせるという感じです。
うちはマニュアルっていうものはあんまりないですからね。



やってみせるというのは誰かに付けて、ということでしょうか?




そうですね。
若葉マークをつけて、それでベテランスタッフに付いて感じてもらっていますね。
マニュアルでなりたっている挨拶では寂しいですから。
ただちゃんと知識として覚えてもらうこともあって、イラストを描いて、「ここがカルビで、ここがロースで・・・」とか・・・。
そういった勉強はひととおりしてもらってます。




商品説明は必須ですね。




そうですね。
あとは基本的に「自分がしてもらって嬉しいことをしなさい」って言ってあります。




では、あの気合いの入った挨拶は、社長にとって、してもらいたいことだったんですね?
すっごく気持ちのいい雰囲気ですよね。



人によってはびっくりするかもしれないですね。
最初は「ここは何屋だ?」って言われることもしばしばありましたからね(笑)。
色んな人やバイトさんからも「ここは居酒屋じゃないですから」って声があがったけど、自分は大きい声を出すことがいけないとは思えない。
お客様が来てくれて嬉しくて大きな声で挨拶するのが悪いとは思えないって思ったんです。
だからその感謝の気持ちを込めて大きな声で「いらっしゃいませ」ということ。
声を揃えて「ありがとうございました」っていうこと、それだけはみんなにやってもらっています。


声が揃っていて大きくて、「おぉっ!」と思いました。




最初はなかなか揃わなかったですけどね。
実は結構難しいんですよ。
ひとりが「いらっしゃいませ」と言ったら、他みんなが揃って「いらっしゃいませ」と言うんですが、最初の「いらっしゃいませ」が聞こえてからみんなで言う「いらっしゃいませ」とのあいだの間のとり方が、人によって違ったりね。
でも今じゃ自然にやってます。
照れもあったんでしょうけど、みんながお客様に感謝の気持ちを持つことで、照れもなくなり大きい声を出すことができるようになっていったんだと思います。


単に「いらっしゃいませ」と言っているだけではないから、聞いた人が感動するんですね。




次回に続きます!!
  


Posted by ルーコです。  at 12:15コメント(0)和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん

2008年08月12日

和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回

『かゆいだろうと思ってかいてやれ』

---------------注文の品が届く---------------


おっ。海ぶどうですか?





私大好物なんですよ♪これ。
いただいてもいいですか?



どうぞどうぞ(笑)





すみません。
では2店舗目「司」のお話を聞いてもよろしいですか?



どうぞ(笑)







2店舗目はどのタイミングで出店しようという計画は初めからあったんでしょうか?



そうですね~結局2店舗目出店は、自分の中で行こう!って思ってたタイミングよりも一年くらい遅れてしまってたんですね。
まず、1店舗目の本館がお陰さまでかなりたくさんのお客様に来ていただいて、お客様を並ばせてしまうこともしょっちゅうありました。
それを改善するために増設したんですが、それでも並ぶことがありまして。
並んで下さるお客様がいて下さったので新しい店舗を作らせていただくことにしました。
自分の目標もあったので、一年も遅れたのはとても悔しかったんですが。


今後の店舗展開は、どのようにお考えですか?




僕としては仮店舗ではなくて、一戸建てでやっていきたい気持ちがありますから、名古屋より先に三河地区でやっていきたいですね。



豊田市内は?




すでに2店舗ある豊田では分からないですね。
どちらかと言えば岡崎市でやって行きたいという気持ちがあります。
岡崎市といえば、昔から商いがとても盛んなイメージがありまして。
僕のイメージとしては「食」に関して進んでいるのかなっていうイメージがあるんですね。
もし岡崎市で挑戦してみなさんに受け入れてもらえれば、次にステップアップしていけるような気がします。


そうなんですね。




そうなったらいつか名古屋に出店していきたいですね。
とりあえず希望としては次の店舗は違う地区で挑戦してみたいなという気持ちがあります。
とか言いながら豊田になる可能性もたくさんありますけどね(笑)。
これまでに何度か名古屋で勝負できる機会はいただいてました。
商業施設ができて、そこへ出店しませんか?って声かけていただいたりして。


ではなぜ2店舗目は名古屋に出店しなかったんですか?




ずばり「知名度」です。
名前が通っているか、通っていないかって大きいですからね。
近くでトントンと出して行けば、「あそこの支店だ!」って分かるけど、名古屋に思い切って行くならばみなさんに力を貸してもらって、うちに来てもらわなくてもブログやネットを見てもらうっていう販促の仕方になるんでしょうけど。
名古屋の場合は今の状況で行っても「ふ~ん・・・」で終わってしまような気がするんです。
だからまずは、自分の生まれ育った豊田や三河の人たちに「お前の焼肉屋ならば大丈夫!!」って言っていただいたときに、名古屋に出店しようと思っているんです。


お客様の視点を大事にされてるんですね。




お客様にそう言わせるくらいでなくてはいけないと思うんですね。
だから何年かに区切って、何年か後にはそういう言葉をもらえるように目標をもって
やっていかないといけないですよね。
行くのは簡単だと思うんですけど、そこに大事なのは信頼、信用とか、安全、安心って言葉だと思うんですね。これがなければ商売にならないと思いますから。


すごく大事なことですね。信頼、信用、私たちの仕事に必要なことですね。



--- おいしいご飯・・・伊勢社長に盛り付けしてもらってしまいました・・・。---



はい!どうぞ。





すみませーん。
付けていただいて恐縮です。
ありがとうございます。



いえいえ(笑)





やっぱり飲食のお仕事の社長さんですね。
私がさあてと思ったときにはもう動いてらっしゃいますもんね。
申し訳ありません。
早いですね~、ほんとに。


そうですか?
ありがとうございます。




や~、ほんとにすみません・・・・。




全然気にしなくていいですよ!
いつもやってることですから。




ありがとうございます。









そういえば先程からよくお父様のお話が出ていましたが、小さい頃から、影響を受けてきたんでしょうか?



そうですね。
仲いいですしね(笑)






「サラリーマンじゃなくて商売をやるんだぞ!」って言ってくれたんですよね?




そうですね。サラリーマンの方には申し訳ないですけど、父親としては、自分が経験した上で、サラリーマンは勧めないって言っていました。
父親は飲食業をやってみたらどうかって言ってくれていました。
今思うと父親の言葉があったから今この仕事に就いているのかもしれません。


子供にそうやって言い続けていると本当にそうなっていくみたいですよ。





(笑)そうかもしれないですね。





「お前ならやれる!」というようなことも言ってもらってたんですか?




やれる!とかそんなに強くは言われてなかったですけど、厳しさはありましたね。
常に助言をくれるのは母でしたけど、父もたまに厳しい視点で助言してくれてました。
子どもの頃はなかなか理解できなかったんですけどね。
でも大人になって、子供ができてからすごく理解できましたね。
やっぱり親は子供に間違ったこと言わないし、「いかん!」って怒ってくれるのも親ですし。
助けてくれるのも親だけですからね。


そうですね。




喧嘩することもありますけどね。
でも会社を作ることができたのも父親のおかげです。




というのは?
精神的なことでですか?



もちろん精神的なこともありますけどね。
会社を作るにはやっぱりお金も必要ですし、僕の当時の年齢や名前では銀行もお金貸してくれませんからね。
そういう意味では父親がいてくれたことは大きいです。
だから今の僕の会社の会長にもなってもらってます。
と言っても実務に関わっていませんけど。
駐車場の草むしりとかしてくれています(笑)。
どちらかというと食べる専門ですね(笑)。


偉大なお父さんなんでしょうね。




本当に大きな存在ですね。





何かお父様から言われていることで、心に留めている言葉はありますか?



ありますよ。
たくさんある中で1つの言葉を忘れずに今でも実行しています。



どんな言葉ですか?




「かゆいだろうと思ってかいてやれ」っていう言葉ですね。
昔は何のことかさっぱり分からなかったですけどね。
だってかゆいからかくわけじゃないですか?
かゆいか分からないのにどうやってかけばいいの?って思うわけです。
でも飲食のお客様に例えてすごく分かったのは、「欲しいから頼む」ではなくて「欲しいんだろうな?だったらこちらから聞きに行く」っていう姿勢がとても重要だと思うんですね。
これこそまさにサービスじゃないかと思っているんです。
なかなか難しいことだし、間違えたら結構恥ずかしいって気持ちもあるし。
でも違うって言われようとも行く姿勢がサービスだと思うんですよね。




すごい言葉ですよね。
とても奥が深いですね。



そうですね。とても深い話だと思います。
スゲーって思います(笑)。
本当に父の言葉は今になってわかって、スゴイことを教えてもらってたんだなって本当に思いますね。
父親はもちろんですが、本当に自分はたくさんの人に支えられて、恵まれてると思います。
幸せですね。
これからも頑張っていきますよ!!


今日はどうもありがとうございました。
たくさんのお話を聞けて本当に勉強になりましたし楽しかったです。



こちらこそどうもありがとうございました。





ありがとうございました!






■今回のインタビュー会場は「MAMAYA THE GARDEN 豊田店」で行いました。



【MAMAYA THE GARDEN 豊田店(ママヤ ザ ガーデン) 】
住所:愛知県豊田市前田町5-6-1
TEL:0565-37-7276
営業時間:[月~木・日] 17:00~翌3:00(L.O.翌2:00) [金・土] 17:00~翌4:00(L.O.翌3:00)
定休日:無休
ホームページ:http://www.mamaya.net/
  


Posted by ルーコです。  at 10:00コメント(0)和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん

2008年08月28日

美容室イースト社長 内藤文由巳さん 前書き

■今回の経営者さんは、美容室イーストの内藤文由巳社長です。

なによりも今あるお客様へのホスピタリティの提供に力を注ぐ、ゆるぎない精神をもつ美容室イースト。
一見クールで人情あふれる内藤社長の人間像を公開!

→内藤社長のブログはこちら


プロフィール-----------------------------------------------------------
1969年 豊田市生まれ
1987年 岡崎市の美容専門学校卒業
1988年 東京都の美容院に入社
1988年 豊田市の美容院に入社
1997年 独立し、三好町のテナントに美容室イーストOPEN
2002年 豊田市若林東町に、移転OPEN(独立店舗)
2007年 株式会社KAGOO(カグー)設立
  -----------※佳遇(かぐう)から命名

2009年 2号店出店予定。


■今回のインタビューは「てんぷら いわ井」さんで行いました。

【てんぷら いわ井】
住所:〒471-0025 豊田市西町2丁目67-4
TEL:0565-35-0301



  


Posted by ルーコです。  at 10:01コメント(0)美容室イースト社長 内藤文由巳さん

2008年08月28日

美容室イースト社長 内藤文由巳さん 第一回

男なら東京かな、と思って(笑)。



もともとは、小学校5年のときに、ホテルを作りたい、と思った。原点はホテル。
最初はお金がないから、何かそれに替わるお店やさんをやろうと思った。そして、中学のときに、何のお店やさんをやるかを考え、高校のときに、物を売る職業より、手に職だなと思って、美容師と床屋と医者と、大工と・・・お店といえば美容院か床屋。
床屋は女の人来ないじゃん、でも美容院は男の人も来るし女の人もくる。
というわけで、美容師の道を選んだわけ。


じゃ、特に強い憧れがあったのではないんですね。




うん。
でも、憧れるきっかけはあってね。
小学校のとき、前髪を自分で切って、すっごい変になったときに、親戚の床屋のおじさんが直してくれたのね。
すごい!と思った。
そのときに憧れができた。
それが始まりだね。


すごく考えて人生を歩まれてきたんですね。
こうなろう、ということが明確にあって。



そうかな。
そういわれてみれば、だけど。




それでまずは美容師の学校へ行かれたんですね?




うん。
美容師の学校行って、で、東京いって・・・・。




東京?




そう、東京の美容院。





なぜ東京だったんですか?




男なら東京かな、と思って(笑)。単純に(笑)。
けど、面接行ったら即、落ちた。
「どうしてうちを選んだんですか?」と聞かれたので「男なら一度は東京に来た方がいいと思って」と答えたんです(笑)。
その上「うちの先生の名前知ってますか?」って聞かれて「知りません」て。


(笑)。




---------------写真を撮っていたスタッフが近寄ってきて・・・-----------------


あ、終わった?




--------------------写真をチェック-------------------------


今の人は、営業?





はい。




営業っていう職業?





はい。営業です。




へえ~、営業希望の人がいるんだね。





なるべくいろんな現場に行って見たり聞いたり、経験を積んで成長してもらいたいなーと思って。
あとは何か問題があったり、悩んだりしたときに私に相談ができる体制にしなくちゃと思ってます。


そうだね。
それはいいね。
俺なんかずーっと自分が営業している状態だから、仕事上の悩み事もなっかなか聞いてあげられないじゃん。


あー、確かに。
でも、みなさんほんとうにイキイキ働いていらっしゃいますよね。


そう・・・実はブログがけっこう役立ってるのは確か。
例えば○○ちゃんがこういうことで悩んでる、というのをちらっと耳にしたときに、ブログに、それと関連したことを、ちょっと・・・かすらせつつ書くということをしてます。
そうすると、○○ちゃんの悩みが解決してるってことがあるんですよ。


そういうご活用方法があるんですね。
そういったことをお聞きできるととてもうれしいです。



それはそうと・・・あの仕事きついね!
おいしそうなものを目の前にして撮影しなきゃいけないっていうのが(笑)。



そうですね(笑)。
このあと仕事がなければ一緒に食べたいところなんですが。
なんだか話がそれましたね(笑)。



次回に続きます!!

  


Posted by ルーコです。  at 19:23コメント(0)美容室イースト社長 内藤文由巳さん

2008年09月01日

美容室イースト社長 内藤文由巳さん 第二回

安月給で過酷、っていうのが美容師の常識だったんだけど、自分が独立したらその常識は変えたいと思ってた。



最初に面接した東京の美容院で不合格のあと、合格したのはどういうお店だったんですか?



銀座の近くにある けっこう有名な美容院。
カリスマのような、テレビにも出ている先生のいる美容院でした。
でもね、生まれ育った地元への執着があって、やめちゃった。


生まれ育ったのは、豊田ですか?




そう。
今、店がある豊田の若林。
で、豊田市内の美容院に再就職して9年働いて・・・



9年続く、というのは、すごく学ぶべきところの多い職場だったんですね。



そうだね。
けっこう大きな美容院で、いろんなタイプの上司がいたから、それぞれのいいところを見て学ばせてもらいました。
9年間無遅刻無欠席。


すごいですね!




すごいでしょ?
どんだけ熱が出ようが絶対休まなかった。
だけど、9年目に入って独立する直前に、インフルエンザになって、自分は行く気あったけど、みんなに移してはいけないということで、休まざるをえなかった。
9年間無遅刻無欠席でがんばってきたから、たとえインフルエンザでやむをえないと言っても悔しかったな~。


自分に厳しいですね~。




働くのが当たり前だから、厳しいとは思ってないけど、そうやって働いてきて独立する自信がついたかな。




最初から9年後に独立するって決めてたんでしょうか。




そうだね。
9年働くと組合から国金(国民生活金融公庫)に推薦されて、創業資金を借りやすくなるので、目安にはしてました。
独立して三好のテナントに店を出しました。


なぜ三好だったんですか?




自分が通ってた高校が三好で、その頃から三好に店出そうと思ってから。
何となく町が好きだったんだよね。
あとは、独立前に働いていたところとあんまり近いと申し訳ないなという気持ちもあって。


当時、住まいがそのテナントの上のマンションでしたよね?




そう。
最初は豊田の実家から通ってたんだけど、できちゃったので。




できちゃった?
何がですか?



できちゃったから、結婚して、店の上に住むことにしたの(笑)。





あ~、その「できちゃった」ですか(笑)。
創業して何年目にできちゃったんですか?



1年過ぎたぐらい。
スタッフの休憩部屋にしていたので、申し訳なかったんだけど、いつかまたスタッフがくつろげる場所のある店を作ろうと決心して、自分たちの住まいにしました。


スタッフさんは、最初から何人かいらっしゃったんですか?




うん。僕入れて3人。
ひとりは前勤めてた店の社長の娘さん。
社長が、ぜひ使ってやってくれって。
勉強のためにうちにきました。
もうひとりは、前勤めてた店の後輩の友達。
紹介してもらって。
だからね、勤めてた店の縁には感謝。
で、最初の1年くらいはスタッフの給料は僕よりよかったし、よその美容院よりよかったと思う。


さすがですね。




安月給で過酷、っていうのが美容師の常識だったんだけど、自分が独立したらその常識は変えたいと思ってた。




安いのが常識、というのは、常識はどのくらいだったんでしょう?



僕が働いていたところはよかったんだけど、同業の友達の話で、高卒後に専門卒で10万円に満たないところもあったよ。
東京で働いてるときの友達で月給3万、って子もいたよ。
朝7時から夜12時まで働いて。
休みは月1日だけ。


なぜみなさんそこまで頑張れるんでしょうか?
いつか独立できる、という夢があるからなんでしょうか?



それは大きいだろうね。
修行させてもらっているという意識かな。
でもね、キツすぎて離職率が激しい業界なんだよね。



そうなんですか・・・。
それで、オーナーである内藤さんが給料なしでも払いたいと思ったんですね。



そう。







次回に続きます!!
  


Posted by ルーコです。  at 10:00コメント(0)美容室イースト社長 内藤文由巳さん

2008年09月04日

美容室イースト社長 内藤文由巳さん 第三回

確かに、自信はあった。
不思議と・・・(笑)。




お店をオープンして、どのくらいで軌道にのってきたんでしょうか?



最初は全然お客さん来なかったよ。
ほんとに。




ひたすら基本に忠実にあることで、徐々に増えていったんですか?



そう。





集客の仕掛けとか、なしで?




うん。
まったくなし、最初から。
最初は月の売上が80万とか90万。
そこから2人のスタッフに給料払って、家賃払って、材料費払って、改装費払って・・・そしたらもう自分の分なんかないよね。
9年間働いたときの少しの貯蓄で食いつないでた。


じゃあ、ちゃんと地道にやっていけば大丈夫という自信があったんですね。




あ~、そうだね~、確かに、自信はあった。
不思議と・・・(笑)。




何がその自信の裏づけになっていたんでしょうか?




雇われて働いていた頃に結果を出していたから。
それと、先輩をみて、指名客がこれくらいで、月の売上がこれくらいで、独立して、ああ、これくらいか、と。
じゃあ自分は指名客がこれくらいで、立地がこうで、じゃあこれくらいか、って全部わかるよね。


どのくらいたったときにスタッフさんだけでなく自分にも給料が出る状態になったんですか?



2年ぐらい。
2年たつと、潰れていく店もたくさんあるから、ほんとにお客さんに感謝。
運もよかったのかなと。


オープンするときは、お客様は実質ゼロですよね。




少しはいたよ。
僕が働いていた店は、社長が、「自分のお客さんは全部もってっていい」っていう人だったんだよね。



とてもいい人ですねー。
全部もってっていいというのは、すごく懐の深い人ですね。



うん、ほんとに。
でも、さすがに申し訳ないので、この人は来てくれるだろうという人を100人選んで声かけたりハガキ出したり。
実際に来てくれたのは80人くらいかな。
でも、声かけなかったけど来てくれた人もいて、結果的に100人ぐらい。
最初にそれがあったからもったんだろうね。
でもね、100人って言っても、その100人が毎月来てくれるわけじゃないじゃん。
3ヶ月サイクルとして、月30人だよね。


そうすると・・・平均したら1日数人あるかないかですよね。




そう。
もう、ヒマヒマ(笑)。




そのヒマな時間は何してたんですか?




何やってたんだろうね(笑)。
本読んだり・・・かな。






次回に続きます!!
  


Posted by ルーコです。  at 10:00コメント(0)美容室イースト社長 内藤文由巳さん

2008年09月08日

美容室イースト社長 内藤文由巳さん 第四回

空気・照明・音響の3つはすごく大事



オープンのとき、チラシうったりはしなかったんですか?




したよ。
1回だけね。
数十万かけて、チラシで来てくれたお客さんはたった1人。



それはさみしいですね。




あと、若林に移ったときに、念のためオープンチラシやったので、チラシはその2回だけ。
新規のお客さんを獲得するためにお金を使うのではなくて、今あるお客さんに満足してもらうためにお金を使おうという方針で、三好のオープンのときからそれは変わってない。


そうですね、うちが制作させていただいたもののすべてが、今あるお客様のためのものでしたね。
その他にも、コーヒーがおいしいとか、音響がいいとか、イーストさんに行くといろいろ気づくことがあります。
お客様の快適に対してすごくこだわりがありますよね。


そうだね。
空気・照明・音響の3つはすごく大事だと思います。
この3つを良くしたからといってお客さんが来店してくれるというものでもないんだけどね。
ただ、奇麗な空気は体にもいいし!何より気持ちいいから、お客さんにもスタッフにもいいなと思って投資してます。
実は僕自身が美容師なのに美容室のにおいが嫌いで(笑)。
だったらお客さんも好きではないはず。
空気清浄機5台、光触媒系4台、換気扇は保健所規定の3倍で、臭いがしない美容室にしてます。
お客さんにリラックスしてもらいたいから。
あとは、基本である技術と接客とデザインの勉強を繰り返し繰り返し。


徹底してお客さんを大切にしてるんですねー。
そうやって着実にお客様が増えていって、どのくらいたったときに若林に移ったんですか?
最初から目標や計画があったんでしょうか?


ちょうど5年たったときに移転しました。
4年たったぐらいから、お客さんが入りきらなくなって。
で、考え出して・・・そしたら、若林の土地の話があったの。
でも、三好からだと遠いじゃん。
だからずっと断ってた。
でも、4年半たつ頃に、まあ、あそこでいくか、と思って。
そしたら、土地代が、最初に話があったときの半額になってた。


わー、それはすごいですね。
断っているうちにどんどん値下がり。



そう。
この金額なら、三好で買うよりもいいし、三好からだいぶ距離あってお客様が少し減ってしまっても・・・そんだけ安いなら、ということで、若林に。
運がよかった。
いろんな人のめぐり合わせで。
運がないとやっていけないね。


運はみんなにあって、それをつかむかつかまないかの違いだと思いますけど。



おー、おー、なるほどね。





次回に続きます!!
  


Posted by ルーコです。  at 10:00コメント(0)美容室イースト社長 内藤文由巳さん

2008年09月11日

美容室イースト社長 内藤文由巳さん 第五回

スタッフの前で泣けるようになった。


------てんぷらいわ井さんが------
------「最後天丼か天茶漬けをお出ししますが、どちらにしますか?」------




じゃあ・・・天丼で。





私はお茶漬けで。




僕ここのお茶漬けは一回も食べたことない。
いつも天丼。




天丼もおいしいですよね。
いわ井さんのてんぷら、ほんっとおいしいですよね。
なんでこんなにおいしいんだろ。


名古屋にも、こういう、目の前で揚げてくれる店はあるけど、ここのはおいしいし胃がもたれないんだよねー。
こんなにもたれないのはなかなかないと思う。




ですね。
もたれませんねー。



なんでだろね。
ほんとおいしい。
・・・これってなんだっけ?



あ、ミョウガです。
ミョウガ食べながらなんなんですが(笑)、
経営していくにあたって、どんな信条でやっていらっしゃいますか?
どんなことに一番重きを置いていますか?


スタッフのことかな。
三好の頃は、僕ひとりが仕事できればそれでよかったじゃん。
でも、今のキャパだと僕ひとりではどうにもならない。
今10人でやっていて、3~4人抜けたらやっていけなくなる。
僕ひとりの力ではどうにもならないから、みんなで同じ方向を向いて、がんばってかないと。
最初は理念も方針もなくて、俺の背中を見ればわかるだろうと思ってた。
というか、わかれよ、と思ってた(笑)。
けど、そうじゃないよね。
今は、ずっとイーストでやっていきたいと言ってくれているスタッフのみんながいて、心強いね。


これまで、とても困難だったことはありますか?
これを乗り越えてきました、というような。



ない(笑)。
困難ってないんだよ~。
よく「大変だね」って言われるんだけどあんまり大変だと思ってないし、困難だと思わないのかな。


どんなことに関して「大変だね」って言われるんですか?




なんかね、普通にしゃべってるだけで「大変そう」とか言われるんだよ(笑)。




確かに、内藤さんのブログみていると、一生懸命さが伝わってきて、じーんとして、熱出しながら「がんばるぞー!」って書いてあったりして、ああ、毎日お疲れだろうなー、クタクタなんだろうなという点では大変そうと思います。


(笑)。確かに、クタクタはクタクタだよ。
僕のブログ、スタッフのみんなが見てくれているから、読むことで、スタッフも一度は「がんばるぞー」って心の中で言うわけで、僕もみんなも「がんばるぞー」になれる。
「ありがとう」って言うのが照れくさいときも、ブログに書いて、気持ちを伝えたいなと思ってやってます。
日創研の研修受けて、自分のいかんかったところがいっぱい見えてきて、今では自分も少しは変わったなあと思うよ。


そうですか。
昔から、私にとっては尊敬する人で、いい意味で全然変わってないんですが。




そうだね、業者さんやお客さんに対しては全然変わってないと思うよ。
スタッフに対しては、三好にいた頃よりはすごく変わったよー。



たとえばどんなことが変わったんですか?




一番大きいのが気持ちを表現できるようになったことかな。
スタッフの前で泣けるようになった。
感動してすぐ泣けてきちゃうんですよ、僕(笑)。
スタッフから手紙もらって泣いちゃったり。


心がつながっている感じがしますね。
心がつながると組織として強いですよね。





次回に続きます!!
  


Posted by ルーコです。  at 10:00コメント(0)美容室イースト社長 内藤文由巳さん

2008年09月15日

美容室イースト社長 内藤文由巳さん 最終回

託児ができる店なら安心して働けるよね。



今後の夢や目標についてお聞かせ下さい。




来年出店する計画があります。





3~4年前に、「2店舗目を4年後に」っておっしゃってましたよね。
計画通りですね!



でも、募集してもなかなか人が集まらない世の中なので、集まれば、だけど。
あとはね、主婦が働ける店を作りたい。
女の子は出産すると働きたくてもやめるしかなくなっちゃうんだけど、託児ができる店なら安心して働けるよね。


すばらしいですね。
子どもがいると髪切ることもなかなかできない、美容院にいけないというお客さんも利用できたり?


それも考えてます。
それからクリエイティブな店も作っていきたい。
スタイル、デザインに特化した店。
今のイーストは、雑誌の「MORE」とか「With」とかの読者層をターゲットにしたお店だから、奇抜な人は来ない。
集客も口コミだし。
今後の店は、「ViVi」とか、極端に言うと、「egg」とか、そういう系統の読者をターゲットにした店作りをしたいと思ってます。


渋谷系ファッションですね。
わか~い人たちの中には、喜ぶ人がたっくさんいるでしょうね。
私個人は渋谷系ファッションの年頃はとおに過ぎ去っていてできませんが(笑)、お店はぜひ見てみたいです。

今日は貴重なお時間をありがとうございました!




■今回のインタビューは「てんぷら いわ井」さんで行いました。



【てんぷら いわ井】
住所:〒471-0025 豊田市西町2丁目67-4
TEL:0565-35-0301

  


Posted by ルーコです。  at 10:00コメント(0)美容室イースト社長 内藤文由巳さん

2008年10月31日

ラジオでココバナのお知らせ

ココバナがエフエムとよた「ラジオラブィート」とタイアップしてラジオ番組になりました!




2008年9月29日スタート!
『ココバナ 〜地元企業のトップ、ココだけの話〜』
ブーログ編集部代表井上がインタビューします!

■月曜日〜金曜日 AM7:55〜 4分間
■エフエムとよた「ラジオラブィート」78.6MHz にて

毎朝、ちょっと心にビタミンを!
ぜひお聞きください!



ラジオでココバナは、2009年3月27日を
持ちまして終了させていただきました。
ご愛聴ありがとうございました。



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【過去の放送】
■9月29日〜10月3日 笹戸温泉 紫翠閣とうふや 中村芳樹社長
→編集部井上のレポート
→中村芳樹社長のブログから

■10月6日〜10月10日 アイクリーナー&クレア 清田真未社長
→編集部井上のレポート

■10月13日〜10月17日 フラワーショップ花成 丹羽専務
→編集部井上のレポート

■10月20日〜10月24日 カフェ・チャンプール 佐野マスター
→編集部井上のレポート
→佐野マスターのブログから

■10月27日〜10月31日 ぱん屋こっぺ 横山店長
→編集部井上のレポート

■11月3日〜11月7日 スタジオブリージー 新村社長
→編集部井上のレポートその1
→編集部井上のレポートその2

■11月10日〜11月14日 シモテック 下村社長
→編集部井上のレポートその1
→編集部井上のレポートその2

■11月17日〜11月21日 山路 柴山幸子さん
→編集部井上のレポート

■11月24日〜11月28日 スモールワン 中本理事長
→編集部井上のレポート

■12月1日〜12月5日 マルタカホーム 青山社長
→編集部井上のレポート

■12月8日〜12月12日 アートオフィス 三田社長
→編集部井上のレポートその1
→編集部井上のレポートその2

■12月15日〜12月19日 スーパーえぷろん 河合室長
→編集部井上のレポート

■12月22日〜12月26日 エムジカ 渡部シェフ
→編集部井上のレポート

■2009年1月5日〜1月9日 名鉄トヨタホテル 塚田専務
→編集部井上のレポート

■2009年1月12日〜1月16日 ボストンスポーツ 西村副院長
→編集部井上のレポート
→西村副院長のブログから

■2009年1月19日〜1月23日 あずき庵 野場店長
→編集部井上のレポート

■2009年1月26日〜1月30日 柴宗呉服店 河原専務
→編集部井上のレポート

■2009年2月2日〜2月6日 新三河タイムス 後藤編集長
→編集部井上のレポート

■2009年2月9日〜2月13日 オイスカ中部 小杉副所長
→編集部井上のレポート

■2009年2月16日〜2月20日 「みどりの里」野中さん
→編集部井上のレポート

■2009年2月23日〜2月27日 けやきワークス 北村所長
→編集部井上のレポート

■2009年3月2日〜3月6日 ビック・フィールド 大野さん
→編集部井上のレポート

■2009年3月9日〜3月13日 ティア佳織の店 前田店長
→編集部井上のレポート

■2009年3月16日〜3月20日 KONDO 近藤店長
→編集部井上のレポート

■2009年3月23日〜3月27日(最終回) ルーコ 井上  


Posted by ルーコです。  at 09:15コメント(0)ラジオでココバナ