2008年08月12日

和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回

『かゆいだろうと思ってかいてやれ』

---------------注文の品が届く---------------

和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回

おっ。海ぶどうですか?





私大好物なんですよ♪これ。
いただいてもいいですか?



どうぞどうぞ(笑)





すみません。
では2店舗目「司」のお話を聞いてもよろしいですか?



どうぞ(笑)





和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回


2店舗目はどのタイミングで出店しようという計画は初めからあったんでしょうか?



そうですね~結局2店舗目出店は、自分の中で行こう!って思ってたタイミングよりも一年くらい遅れてしまってたんですね。
まず、1店舗目の本館がお陰さまでかなりたくさんのお客様に来ていただいて、お客様を並ばせてしまうこともしょっちゅうありました。
それを改善するために増設したんですが、それでも並ぶことがありまして。
並んで下さるお客様がいて下さったので新しい店舗を作らせていただくことにしました。
自分の目標もあったので、一年も遅れたのはとても悔しかったんですが。


今後の店舗展開は、どのようにお考えですか?




僕としては仮店舗ではなくて、一戸建てでやっていきたい気持ちがありますから、名古屋より先に三河地区でやっていきたいですね。



豊田市内は?




すでに2店舗ある豊田では分からないですね。
どちらかと言えば岡崎市でやって行きたいという気持ちがあります。
岡崎市といえば、昔から商いがとても盛んなイメージがありまして。
僕のイメージとしては「食」に関して進んでいるのかなっていうイメージがあるんですね。
もし岡崎市で挑戦してみなさんに受け入れてもらえれば、次にステップアップしていけるような気がします。


そうなんですね。




そうなったらいつか名古屋に出店していきたいですね。
とりあえず希望としては次の店舗は違う地区で挑戦してみたいなという気持ちがあります。
とか言いながら豊田になる可能性もたくさんありますけどね(笑)。
これまでに何度か名古屋で勝負できる機会はいただいてました。
商業施設ができて、そこへ出店しませんか?って声かけていただいたりして。


ではなぜ2店舗目は名古屋に出店しなかったんですか?




ずばり「知名度」です。
名前が通っているか、通っていないかって大きいですからね。
近くでトントンと出して行けば、「あそこの支店だ!」って分かるけど、名古屋に思い切って行くならばみなさんに力を貸してもらって、うちに来てもらわなくてもブログやネットを見てもらうっていう販促の仕方になるんでしょうけど。
名古屋の場合は今の状況で行っても「ふ~ん・・・」で終わってしまような気がするんです。
だからまずは、自分の生まれ育った豊田や三河の人たちに「お前の焼肉屋ならば大丈夫!!」って言っていただいたときに、名古屋に出店しようと思っているんです。


お客様の視点を大事にされてるんですね。




お客様にそう言わせるくらいでなくてはいけないと思うんですね。
だから何年かに区切って、何年か後にはそういう言葉をもらえるように目標をもって
やっていかないといけないですよね。
行くのは簡単だと思うんですけど、そこに大事なのは信頼、信用とか、安全、安心って言葉だと思うんですね。これがなければ商売にならないと思いますから。


すごく大事なことですね。信頼、信用、私たちの仕事に必要なことですね。



--- おいしいご飯・・・伊勢社長に盛り付けしてもらってしまいました・・・。---

和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回


はい!どうぞ。





すみませーん。
付けていただいて恐縮です。
ありがとうございます。



いえいえ(笑)





やっぱり飲食のお仕事の社長さんですね。
私がさあてと思ったときにはもう動いてらっしゃいますもんね。
申し訳ありません。
早いですね~、ほんとに。


そうですか?
ありがとうございます。




や~、ほんとにすみません・・・・。




全然気にしなくていいですよ!
いつもやってることですから。




ありがとうございます。





和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回




そういえば先程からよくお父様のお話が出ていましたが、小さい頃から、影響を受けてきたんでしょうか?



そうですね。
仲いいですしね(笑)




和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回


「サラリーマンじゃなくて商売をやるんだぞ!」って言ってくれたんですよね?




そうですね。サラリーマンの方には申し訳ないですけど、父親としては、自分が経験した上で、サラリーマンは勧めないって言っていました。
父親は飲食業をやってみたらどうかって言ってくれていました。
今思うと父親の言葉があったから今この仕事に就いているのかもしれません。


子供にそうやって言い続けていると本当にそうなっていくみたいですよ。





(笑)そうかもしれないですね。





「お前ならやれる!」というようなことも言ってもらってたんですか?




やれる!とかそんなに強くは言われてなかったですけど、厳しさはありましたね。
常に助言をくれるのは母でしたけど、父もたまに厳しい視点で助言してくれてました。
子どもの頃はなかなか理解できなかったんですけどね。
でも大人になって、子供ができてからすごく理解できましたね。
やっぱり親は子供に間違ったこと言わないし、「いかん!」って怒ってくれるのも親ですし。
助けてくれるのも親だけですからね。


そうですね。




喧嘩することもありますけどね。
でも会社を作ることができたのも父親のおかげです。




というのは?
精神的なことでですか?



もちろん精神的なこともありますけどね。
会社を作るにはやっぱりお金も必要ですし、僕の当時の年齢や名前では銀行もお金貸してくれませんからね。
そういう意味では父親がいてくれたことは大きいです。
だから今の僕の会社の会長にもなってもらってます。
と言っても実務に関わっていませんけど。
駐車場の草むしりとかしてくれています(笑)。
どちらかというと食べる専門ですね(笑)。


偉大なお父さんなんでしょうね。




本当に大きな存在ですね。





何かお父様から言われていることで、心に留めている言葉はありますか?



ありますよ。
たくさんある中で1つの言葉を忘れずに今でも実行しています。



どんな言葉ですか?




「かゆいだろうと思ってかいてやれ」っていう言葉ですね。
昔は何のことかさっぱり分からなかったですけどね。
だってかゆいからかくわけじゃないですか?
かゆいか分からないのにどうやってかけばいいの?って思うわけです。
でも飲食のお客様に例えてすごく分かったのは、「欲しいから頼む」ではなくて「欲しいんだろうな?だったらこちらから聞きに行く」っていう姿勢がとても重要だと思うんですね。
これこそまさにサービスじゃないかと思っているんです。
なかなか難しいことだし、間違えたら結構恥ずかしいって気持ちもあるし。
でも違うって言われようとも行く姿勢がサービスだと思うんですよね。


和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回


すごい言葉ですよね。
とても奥が深いですね。



そうですね。とても深い話だと思います。
スゲーって思います(笑)。
本当に父の言葉は今になってわかって、スゴイことを教えてもらってたんだなって本当に思いますね。
父親はもちろんですが、本当に自分はたくさんの人に支えられて、恵まれてると思います。
幸せですね。
これからも頑張っていきますよ!!


今日はどうもありがとうございました。
たくさんのお話を聞けて本当に勉強になりましたし楽しかったです。



こちらこそどうもありがとうございました。





ありがとうございました!






■今回のインタビュー会場は「MAMAYA THE GARDEN 豊田店」で行いました。

和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん 第三回

【MAMAYA THE GARDEN 豊田店(ママヤ ザ ガーデン) 】
住所:愛知県豊田市前田町5-6-1
TEL:0565-37-7276
営業時間:[月~木・日] 17:00~翌3:00(L.O.翌2:00) [金・土] 17:00~翌4:00(L.O.翌3:00)
定休日:無休
ホームページ:http://www.mamaya.net/



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Posted by ルーコです。  at 10:00 │コメント(0)和牛焼肉「勢」社長 伊勢尚徳さん

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